| シリコーンについて |
| そもそも「シリコーン」は一般には「シリコン」と皆さん呼んでいますが、正確には、シリコンは元素であるケイ素(Si)を指し、それを基に作り出された重合体(ポリマー)である人工化合物をシリコーンと呼びます。 シリコーンもガラスも岩石から製造されますが、途中で製造工程が違ってきます。岩石の主成分は二酸化ケイ素(SiO2:シリカ)でシリコーンやガラスの成分も似通っています。 また、シリコーンは分子構造が結晶構造を作りにくい(非晶質)性質があり、また、分子同士の引き合う力が小さい為、動きやすく、ガラス転移点(低い温度で柔らかくなる)も低いため「非晶質固体」で「ガラス転移現象を示す」ガラスの定義とマッチする為に「シリコーンコーティング」を「ガラスコーティング」と言われるのではないかと考えます。 弊社の多くの製品の成分である「シリコーンレジン」は、同じシリコーンの中でも分岐度の高い3次元ポリマーで、主骨格はケイ素と酸素が結合した「シロキサン結合」となっております。シリコーンの主骨格である「シロキサン結合」は、岩石を構成する無機質の成分で、3次元化した基本骨格を有するため結合エネルギーが大きく、熱分解度が高い為に非常に耐熱性に優れ、化学安定性などにも優れているので、最近特に問題視されている「酸性雨」に対しても強い被膜を形成します。さらに主骨格のまわりに「有機基(特にメチル基CH3)」をもつ為に撥水性や紫外線による劣化が少なく耐候性に優れています。また、硬化すると骨格がガラスに似ているので、被膜の表面が無機質に改質することが出来ます。 ※シロキサン又は、シリコン化合物は完全燃焼すると砂の成分である二酸化シリコン(シリカ:SiO2)等に酸化されます。 ※「シリカ」は、組成式SiO2であらわされる物質の総称で、結晶の形で鉱物中に存在しています。水晶である「石英」に代表され ます。 ※シリカガラスは石英を粉末にして熱して液体にして作られる為、別名「石英ガラス」とも言われております。よって、シリカガラス を「石英」と呼ぶことがありますが、「石英」は結晶で、「シリカガラス」は非晶質のため別物です。 参考:フリー百科事典「ウィキペディア」、信越化学工業ホームページ ★下記の項目は「シリコーン」を知る上で、大変参考になります。 信越シリコーンHP→※「シリコーンFAQs」 ※「シリコーンニューズ」→2003.10 シラン?シロキサン?シリコーン? 1999.10 シリコーンレジンってなに? 2004.7 シリコーンの基本単位とは |